実務実習

薬局実習で学んだことをまとめてみた【体験談】

ごきげんよう

第105回薬剤師国家試験を受験したばかりのhori(@detemiru95)と申します。

本記事を読み終えた頃には、

この2つがわかる!
  • 薬局実習で具体的にどのようなことが学べるか
  • 薬局実習前にやっておいた方がいい勉強は何か。

薬局実習で学んだことは非常に多くて書き切れないので、序盤と中盤と終盤に分けて特に印象に残っていることを紹介していきます。

薬局実習の【1週目~3週目】で主に学んだこと

  • 処方箋の読み方、見方
  • 分包機の使い方
  • 軟膏の混合
  • 医薬品を卸業者に発注する方法
  • 卸業者から届いた医薬品の検品方法
  • 在宅施設での薬剤師の業務
  • 在宅施設の往診時の薬剤師の役割

上から印象に残っていることをあげてみました。

この中だと処方箋の読み方、見方が慣れるまで一番時間がかかりました。

処方箋の読み方、見方

処方箋に書かれている薬が先発品で、患者さんが後発品を希望している場合には先発品(商品名)を見て、同じ成分の後発品(一般名)がどれだか分からないと一生薬をピッキングすることができないからです。

処方箋に【サイレース 1mg

患者さんは後発品を希望している。

hori「(サイレースの後発品どれ?)」

とりあえずサイレース探す

サイレースの添付文書を見る

サイレースの成分調べる

hori「(フルニトラゼパムかよ!)」

フルニトラゼパム 1mg】を探す。

見つかったああああ!

hori「(あれ?この患者さん、あと7種類も薬ある…)」

今まで覚えてきた薬の名前は成分名だったので、先発品との紐づけが一番大変でした。

実習先の薬局では、頻繁に調剤する薬の先発品との紐づけは3週間のうちにマスターしてほしいと言われ、コツコツ覚えていきました。

最初は大変でしたが、覚えてきてからは調剤するときの作業が超早くなるので薬を集めるスピードがめちゃくちゃ上がりました。

さらに、実習先の薬局は調剤棚の3分の1以上が向精神薬だったので、

  • 向精神薬の分類(第一種向精神薬、第二種向精神薬、第三種向精神薬)
  • 取り扱い方(120錠以上の紛失で届け出が必要など)
  • 処方上限日数(てんかんに適応がある向精神薬は90日処方OK)

などについて学ぶことができました。

薬局実習の【4週目~8週目】で主に学んだこと

  • ○○市薬剤師会主催の勉強会「テーマ:在宅医療、学校薬剤師」
  • 初めての服薬指導
  • 受診勧奨の意義
  • 医療保険と介護保険の違い
  • 錠剤の粉砕、混合
  • 具体的な調剤報酬の算定要件

薬局実習の中盤である4週目~8週目では、1週目~3週目で基礎的なことを理解したからこそ深く学べたことが多くありました。

その中でも初めての服薬指導具体的な調剤報酬の算定要件の理解が大変というか難しかったです。

初めての服薬指導

3週間ずっと、調剤室から薬剤師の先生が患者さんに服薬指導をされているのを見ていたので、

「こんだけ見せてもらえたら流石にできるでしょ!」

と思っていましたが、まったくできませんでした(笑)

ですが、4回目ぐらいの服薬指導のときに、私と同じ歳ぐらいの患者さんから「お薬の説明わかりやすかったです。飲み方がわからなかったので助かります。ありがとうございました。(名札を見て)実習生の方なんですね、がんばってください!」と感謝されました。

この瞬間に初めて自分の知識に対して患者さんから感謝されるという経験をし、もっと役に立てるように勉強頑張ろうと思えました。

調剤報酬の算定要件

次々に知らない単語が出てきたのと複雑であったので難しかったです。

さらに、このとき調剤報酬改定により「向精神薬調整連携加算」という項目が追加されたばかりでした。

向精神薬を毎日当たり前のように扱う薬局でしたので、薬剤師の先生方と一緒に一生懸命学びました。

このときに薬剤師は常に勉強しなければいけない理由がわかりました。

薬局実習の【9週目~11週目】で主に学んだこと

  • 初めて来局された方へのアンケート
  • 麻薬の取り扱い

薬局実習の終盤は、上の画像みたいに足りないピースを探してパズルを完成させようというスタイルで指導薬剤師の先生を中心に薬局実習の総仕上げをしてもらいました。

初めて来局された方へのアンケート

主に事務の方がこれをやっていたので薬剤師の業務とは全く関係のないことだと思っていました。

しかし、アンケート項目を見てみると、

  • 「薬を飲んで副作用が出たことはないか?」
  • 「いま他に飲んでいる薬はないか?」
  • 「ジェネリックを希望しますか?」

このように薬剤師が処方監査を行うために必要な情報ばかりでした。

私がアンケートをお願いした際に一番多く聞かれたのは、ジェネリックについてのことでした。

最初はまともな受け答えをできなかったのですが、回数を重ねるごとに受け答えをできるようになり、私自身もジェネリックについて詳しく学ぶことができました。

豆知識

ジェネリックの他にオーソライズド・ジェネリックというものもある。

(詳しくはマンガでわかるオーソライズド・ジェネリックへ)

薬局実習に行く前にやっておいた方がいい勉強は?

結論

薬理と病態・薬物治療をやっておけば有意義な実習になる

薬理:後発品(ジェネリック)の名称は、私たちが大学で習っている【フルニトラゼパム】(成分名)と同じであるので、ある程度の成分名を知っていれば薬局実習では先発品の名前を覚えるだけで済むからです。

※フルニトラゼパムの先発品はサイレース、ロヒプノール(販売中止)

病態・薬物治療:処方箋をみて処方解析ができるようになるからです。処方されている薬が多い方が処方解析しやすくて、処方されている薬が少ない方が処方解析しにくかったのが印象的に残っています。

最後に

お世話になった実習先は、心療内科の門前であったので精神疾患系治療薬(睡眠薬、統合失調症治療薬、抗不安薬、抗うつ薬、双極性障害)の作用機序、使い分け、管理方法などについては国試よりも高いレベルで学べました。

逆に薬局でまったく扱っていない薬については何もわかりませんでした。笑

「薬局実習ってそんなこともやるのかよ!」みたいな、ちょっと驚かせてしまったかもしれませんが、言われたことをきちんとこなせれば全く問題ないです。

ですが、薬局実習で積極的に吸収していくことで実際に国試にも役に立ちました。

薬局実習についてもっと詳しく知りたい人はこちらをご覧ください。

実習が近づいてくるにつれて不安が募ると思いますが、始まっちゃえばあっという間です。

がんばってください!

毎日、薬学に関する投稿をしています。

国試に役立ちそうな問題も出題していくので、よかったらフォローお願いします!

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ABOUT ME
hori
サッカー・フットサルガチ勢でした。 中学受験や高校受験に失敗している失敗だらけの薬学部卒業生です。 失敗だらけの私ですが乗り越えることが出来たことも多くありました。 経験してきたことを発信していきます! 雑記の記事も増やしていきたいと思います。 こんな記事を書いて欲しいというリクエストがありましたらInstagramのDMまでどうぞ!