ごきげんよう、hori(@detemiru95)です😆
大企業に就職すれば研修がしっかりしてそうだけど、大企業って言ってもどこがいいのかな
そこで前回に引き続き、どのような企業であるか知るために使える「キャッシュフロー計算書」の見方について解説していきます。
本記事の内容
- キャッシュフロー計算書とは
- 営業活動キャッシュフローについて
- 投資活動キャッシュフローについて
- 財務活動キャッシュフローについて
まずは、「キャッシュフロー計算書」という言葉が初耳な人が多いと思うので解説していきます。
キャッシュフロー計算書ってなに?
決算には財務三表といわれる
- 損益計算書
- 賃借対照表
- キャッシュフロー計算書
3つの財務諸表というものがあります。
今回、解説していく「キャッシュフロー計算書」とは、現金の増減とその理由を示す役割があります。
なので、これが読めるようになると企業の現金の流れが分かるようになります。
- 営業活動キャッシュフロー
- 投資活動キャッシュフロー
- 財務活動キャッシュフロー
キャッシュフロー計算書は上の3つのキャッシュフローで構成されています。
まずは、営業活動キャッシュフローについて解説します。
本記事を読み終わった後には、この表が読めるようになります。
※上の画像はソフト〇ンクGのキャッシュフロー計算書です
営業活動によるキャッシュフロー
本業の営業活動で現金がどのくらい増減したか表す
3つのキャッシュフローの中で一番大事なキャッシュフローです。
企業の営業活動によって流入・流出した現金の動きを表しているのですが、大企業であればプラスが当たり前なので必ずこのキャッシュフローはチェックしておきましょう。
ベンチャー企業の創業期などでマイナスが見られる場合がありますが、ここがマイナスだと一般的に良くない状況です。
投資活動によるキャッシュフロー
投資によってどのくらい現金が増減したか表す
企業の投資活動によって流入・流出した現金の動きを表しているのですが、プラスとマイナスの考え方が営業活動によるキャッシュフローのときとは異なるので注意が必要です。
- プラス(黒字):保有していた固定資産などを売却して資金を得ている
- マイナス(赤字):固定資産などを購入している
例えば、企業の設備や株を売却すると投資活動によるキャッシュフローはプラスになり、企業の設備や株に投資するとマイナスになるということです。
なので投資活動によるキャッシュフローはマイナス(投資額が多い)の方が、むしろ良いとも言えます。
くれぐれもマイナスであるから✕という訳ではないので注意してください。
財務活動によるキャッシュフロー
資金調達や返済によってどのくらい現金が増減したか表す
このキャッシュフローは、資金を調達したらプラスになり、負債を返済したらマイナスになります。
なので企業が上場して資金を調達したときなどは、財務活動によるキャッシュフローは大きくプラスになります。
投資活動によるキャッシュフローと同様に、財務活動によるキャッシュフローはマイナスだと良くないということではないので注意が必要です。
マイナスということは負債をちゃんと返済しているということです。
まとめ
- プラスだと:本業で資金を獲得している
- マイナスだと:本業で資金が流出している
- プラスだと:設備や株を売却して事業を縮小している
- マイナスだと:設備や株へ投資して事業を拡大している
- プラスだと:資金を調達している
- マイナスだと:負債を返済している
以上がキャッシュフロー計算書に出てくる主なキャッシュフローについての解説でした。
各活動の動きによって、企業がどのような状況なのか推測することができます。
ぜひ、冒頭に載せたソフト〇ンクGのキャッシュフロー計算書を見ながら復習してみてください!
『財務3表一体理解法』もオススメなので、ぜひ読んでみてください✨
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