前職は大手調剤薬局で働き、現在はベンチャーのオンライン薬局で30名ほどが関わる事業を推進させる(スクワッド)チームへ薬剤師チーム代表として勤めている、horiです。
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- 薬剤師に将来性はないから辞めたい!
- 薬剤師の「ノルマ、人間関係、出世争い」に疲れたから辞めたい!
- 薬剤師を辞めたいけど、この先どうすればいいか分からない!
- 薬剤師って転職に有利なのかな?他の薬剤師はどうしてるんだろう?
と思っている薬剤師の方向けに記事を書きました!誤解がないように最初にお伝えします。
以下で紹介することは、僕の薬局に限ったことではないです。他の薬局に勤めている友人や先輩からも話を聞き、日本中にある薬局に共通することをお話しします。
大手調剤薬局を辞めた僕が「今の薬局を辞めたいあなたへ、当時、大手調剤薬局を辞める決断をした9個の理由」をお贈りします。
Contents
- 1 薬局を辞めたい理由1:「自分の時間」がなくなるから
- 2 薬局を辞めたい理由2:「1つのことに集中した方が圧倒的な結果がでるから!」
- 3 薬局を辞めたい理由3:「自分の価値」はそこにないから
- 4 薬局を辞めたい理由4:「人と違うレールを歩むこと」に価値はあるから
- 5 薬局を辞めたい理由5:20代、男、独身だから!
- 6 薬局を辞めたい理由6:「自分の力で掴みとった景色は、生涯忘れない」から
- 7 薬局を辞めたい理由7:薬局薬剤師でいる方が生産性が低いから
- 8 薬局を辞めたい理由8:自分の未来を予測できたから
- 9 薬局を辞めたい理由9:「心は、本当にやりたいことを知っている」から
- 10 薬局を辞めたい9個の理由:まとめ
薬局を辞めたい理由1:「自分の時間」がなくなるから
薬局は、仕事で結果を出していくと、「給与」ではなく「責任感のある仕事」で報酬を与えます。
「結果を出せば出すほど」多くの仕事を任され、帰る時間は遅くなり、自分の時間は無くなります。
働いて自立して「自分の自由な時間」を得ようと思ったのに、働くほど「自由」がなくなっていくんです。
薬局を辞めたい理由2:「1つのことに集中した方が圧倒的な結果がでるから!」
薬局の薬剤師として働きながら、仕事や土日の時間を使ってITやブログの勉強をしていました。
でも薬局の薬剤師をやりながら勉強するよりも、リモートで働くことで通勤時間を減らし、その時間を勉強に集中した方が圧倒的に結果が出るのは当たり前ですよね!
自己投資一本に絞った未来!
なので、僕はオンライン薬局に転職しました。
お給料をもらいながら仕事の時間もITやライティングの勉強ができて、さらに仕事後や土日の時間を使ってアウトプットできるからです。
※ITやコピーライティングの基礎知識が求められる業務のため、それぞれの勉強にも繋がるということです。
成果を出すためにも、薬局で薬剤師をやりながら勉強するのではなく、薬局の薬剤師を辞めて、ITやライティングの勉強に専念できる環境に身を移しました。
薬局を辞めたい理由3:「自分の価値」はそこにないから
生きていく上で、最も重要なのは「人としての価値」です。
例えば、僕が田舎町にカフェを開いても、誰も集まらないですよね。でも、松潤が田舎町でカフェをひらけば、365日行列ですよね。
結局、ビジネスが生まれるのは「人としての価値」があるか、ないか、なんです。
あなたではなく「大企業の看板」に魅力を感じている!
大手調剤薬局に勤めて思う事は「「大企業の看板」に魅力や安心感を感じ、商品を買ったり来客される」ということ。
そこに「僕の価値はほとんどない」です。薬局の薬剤師を辞めて「大企業の看板」がなくなった瞬間に「価値のない人間」になるのが怖かったんです。
だからこそ、このまま薬局の薬剤師として働かず「自分の価値を高めるために必要な活動に時間を割きたい」と考え、辞める決断をしました。
薬局を辞めたい理由4:「人と違うレールを歩むこと」に価値はあるから
人と同じレールを歩んでいては、語れる内容の範囲はたかが知れていますよね。薬局の薬剤師として40年働き続けて、順調に出生した人の人生ストーリーを聞くのも面白いです。
しかし、大学を卒業してホームレスになり、必死に生き方を模索して、ブロガーになった人の方がよっぽど面白いし、「その人しか知らない学び、景色」などがあるはずです。
「人と違いレールを歩む」からこそ、相手に多くの「価値、気づき」を与えることができるんです。
“会社員ではない”レールを歩むことの価値
今の日本は、僕を含めほとんどの人が会社に勤め続けることが当たり前と思い、「会社を辞めたい」と思っても決断ができない人が多いです。
- 「会社は辞めたいけど、どうすればいいか分からない」
- 「リスクは大きいし、このまま働くか」
と考えて、結局、会社を辞めずに行動しない人が多いです。
だからこそ、「会社を辞める」という選択をしただけでも、「会社を辞めたい」と考える人たちに対して、提供できる価値がたくさんあります。
薬局を辞めたい理由5:20代、男、独身だから!
20代、男、独身!最高です、マジで。男に生まれてよかったと本気で思っています。今、この記事を読んでいる「男性諸君」はうなずいているはず。笑
**「20代、男、独身」って「自分が何かやりたい!」**と思ったら、一番リスクがなく、自由に行動できますよね。
『20代、男、独身』っていう理由があるだけでも、新しいことにチャレンジすべきです!
とりあえずやってみて、違ったら方向修正すればいい!
「とりあえず会社辞めてみて、違ったら方向修正すればいい」
僕は死ぬ時に「あの時、仕事を辞めて、やりたいことに挑戦すればよかったな」って絶対に後悔はしたくありません。やらない理由をみなさんは先に考えすぎです。
「とりあえずやってみて、違ったら方向修正すればいい。」そう思うんです。そのチャレンジができるのは「20代、男、独身」今この瞬間なんじゃないかと。
薬局を辞めたい理由6:「自分の力で掴みとった景色は、生涯忘れない」から
こんなカロリーメイトの広告がありました。
受験に意味があるかどうかは分からない。ただ、一歩一歩自分の力でつかみとった景色は、生涯、忘れないだろう」
まさにその通りですよね。
僕が辛い思いをして乗り越えた「薬学部受験、国試、投薬目標達成」などは「人生において意味があるか?」と問われたら、胸を張って「意味があった!」なんて言えません。
だけど、一歩一歩努力して前に進み「掴みとった結果」だからこそ、何年たっても覚えているんです。
人生を豊かにするのは「結果」ではなく「努力の過程」だ!
人生を豊かにするのは「結果」ではなく、「努力の過程」です。
だからこそ、自分の夢に挑戦せず、淡々と薬局の薬剤師として仕事をこなすのではなく「自分の夢に向かうために、薬局の薬剤師を辞める決断をし、夢に向かって一歩一歩進む!」
こっちの方が辛いことも多いけど、自分の人生を豊かにするという確信があります。
「薬局を辞めたい理由」が1つでもあるなら「その心」に従わずに行動しない理由はないですよ。
薬局を辞めたい理由7:薬局薬剤師でいる方が生産性が低いから
どれだけ投薬回数と調剤回数を上げても、お給料に反映されないのが本当にいやでした。
例えば、新卒の薬局薬剤師の僕は患者さんへの投薬と調剤が主な業務でした。
患者さんへの投薬は最低でも30回/日しており、同じ店舗の新卒薬剤師の2倍はしてました。調剤に関しても1.5倍はしてました。
患者さんからのクレームと調剤ミスに細心の注意を払っていたので、ミスもほとんどありませんでした。
これだけ頑張っているのに、お給料は20万もいきません。
患者さんから「ありがとう」と笑顔で感謝されることだけが、やりがいで勤め続けることができていました。
自分の努力はすべて薬局に吸い上げられているのが本当にいやでした。「誰のために僕は働いているんだろう?」って心から思いましたね。
薬局を辞めたい理由8:自分の未来を予測できたから
「先輩や上司の仕事ぶりや私生活に対する考えを知り、”このまま、薬局薬剤師として働き続けた自分の将来像”を具体的にイメージできました。」という声をよく聞きます。
それは「家族のために出世を頑張るも、出世するほど家族には会えなくなる」という薬局薬剤師の悲しい姿です。
薬局は出世コースが決まっている
- 売上が高い店舗で1年頑張る
- 新店舗の管理薬剤師のオファーが来る
- 現場で働きつつ、マネジメント&財務を管理する
- 本社勤務
最速で走り続けても丸2年はかかります。
- リスクは一切取らず、目立たないようにする
- 上司との1on1でアピールする
- 投薬回数と調剤回数を上げる手段を真っ先に考える
薬局薬剤師が出世した先に待つのは家族の崩壊
大学時代の先輩に薬局薬剤師が多いため、よく飲み会で愚痴を聞くことが多かったです。
また、退職時に数多くの上長とお話した時に以下の内容で悩んでいました。
- 子どもの成長を見ることができない
- 転勤で月1で家族と会えるか会えないか
- 朝早く出社し、夜は遅く帰り、土日も出社してる
- 1日の大半が事務作業で、その会社で役立つスキルしか身につかない
- 休日は資格勉強、上司との飲み会に強制参加のため自由がない
家族や子どものそばにいれず、自由な時間もない生活。「何のために、自分はそもそも働こうと思ったのか?」を再度、真剣に考えました。
そして、このまま薬局の薬剤師として働き続けた先に「幸せはない」という結論に至りました。
「出世争い」を「辞めたい理由」として辞めていく中堅の薬剤師の方は多いそうです。
薬局を辞めたい理由9:「心は、本当にやりたいことを知っている」から
スティーブ・ジョブズはスタンフォード大学の卒業式でのスピーチで以下のことを話しました。
「君たちの時間は限られている。だから他の誰かの人生を生きて時間を無駄にしてはいけない。 定説にとらわれてはいけない。それは他の人たちの考え方の結果と生きていくということだ。 最も大事なことは、自分の心や直感についていく勇気をもつことだ。 心や直感はすでに、あなたが本当になりたいものを知っている。 それ以外は二の次だ。」
うまくいかないからこそ、生きる喜びがある!
「成功するか分からない」「リスクがあるから怖い」「周囲からどう見られているか分からない」なんて考えてたら一生行動できません。
大きな決断をすれば、うまくいかないことも多くあります。でも、うまくいかないからこそ、生きる喜びがあります!
僕が望む生活は薬局薬剤師には無かった!だから、薬局薬剤師を辞めたい!好きなことで生きていく!と決めただけです!他のことは二の次です!
薬局を辞めたい9個の理由:まとめ
以上が”今の薬局を辞めたいあなたへ、当時、大手調剤薬局を辞める決断をした9個の理由”です。
本当は薬局薬剤師を辞めたい理由は100個ほどありますが、今回は9個にとどめておきます(笑)
- 結果を出すほど時間がなくなるから
- 1つのことに集中した方がいい結果が出るから
- 自分の価値はそこにないから
- 「人と違う道を歩むことに価値がある」と考えるから
- 20代、男、独身だから
- 一歩一歩自分の力で掴みとった景色は一生忘れないから
- 薬局薬剤師でいる方が生産性が低いから
- 自分の未来を予測できたから
- 「心や直感はすでに、自分が本当になりたいものを知っている」と信じているから
もし上記9個の理由で1つでも「今の薬局を辞めたい!」と思う理由があるなら行動すべきです。
新卒薬剤師1年目からパートで働いて1年半経って感じていることをぶっちゃけていますので、行動したいけどできない新卒薬剤師の方はぜひ見てください。
下記の記事を読んでも解決できなかったら、ぜひInstagramのDMなどでもご相談お待ちしております。