↓【朝問まとめ】はこちら↓
Contents
- 1 【病態】治療薬物モニタリング(TDM)の実施が推奨されている薬物はどれか?
- 2 【病態】てんかん発作のうち、意識障害を伴わないのはどれか?
- 3 【病態】細菌感染が原因となる皮膚疾患はどれか?
- 4 【薬理】甲状腺ホルモン産生阻害作用を示すのはどれか?
- 5 【病態】免疫複合体が組織に沈着することによって引き起こされるアレルギーの型はどれか?
- 6 【衛生】菌交代現象による偽膜性大腸炎の代表的な起因菌はどれか?
- 7 【薬理】フェンタニルの鎮痛作用発現に関わる作用点はどれか?
- 8 【薬理】選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害により抗うつ作用を示すのはどれか?
- 9 【薬理】アトロピンの薬理作用として、正しいのはどれか?
- 10 【薬理】GABAトランスアミナーゼを阻害し、抗てんかん作用を示すのはどれか?
【病態】治療薬物モニタリング(TDM)の実施が推奨されている薬物はどれか?
2.ベラパミル
3.イトラコナゾール
4.オメプラゾール
【正解】1.バンコマイシン
バンコマイシンは腎毒性の発現を回避するため、TDMの実施が推奨されています。目標トラフ値を10~20μg/mLに設定することが望ましいとされていま
【病態】てんかん発作のうち、意識障害を伴わないのはどれか?
2.強直間代発作
3.脱力発作
4.単純部分発作
【正解】4.単純部分発作
単純部分発作は。意識を失わない発作の代表です。単純というのは意識を失わないことを意味するそうです☺
【病態】細菌感染が原因となる皮膚疾患はどれか?
2.尋常性乾癬
3.蜂窩織炎
4.アトピー性皮膚炎
【正解】3.蜂窩織炎
蜂窩織炎は、皮膚の深い場所から皮下脂肪組織にかけて細菌が感染することによって生じます。最も頻度の高い原因菌はレンサ球菌とブドウ球菌です。
【薬理】甲状腺ホルモン産生阻害作用を示すのはどれか?
2.ソマトレリン
3.クロミフェン
4.オキシトシン
【正解】1.チアマゾール
ペルオキシダーゼを阻害し、チログロブリンのヨウ素化を阻害することでチロキシン・トリヨードチロニンの生合成を抑制します。
【病態】免疫複合体が組織に沈着することによって引き起こされるアレルギーの型はどれか?
2.Ⅱ型
3.Ⅲ型
4.Ⅳ型
【正解】3.Ⅲ型
抗原抗体反応の結果生じた免疫複合体が組織に沈着し、補体の活性化などを介して組織障害性の炎症を生じるアレルギーはⅢ型アレルギー反応です。
【衛生】菌交代現象による偽膜性大腸炎の代表的な起因菌はどれか?
2.Vibrio cholerae
3.Streptococcus pneumoniae
4.Salmonella typhi
【正解】1.Clostridium difficile
抗生物質の投与により、腸内細菌叢が破綻することでClostridium difficileが異常増殖する菌交代症として発症します。治療薬として、メトロニダゾールやバンコマイシンが用いられます。
【薬理】フェンタニルの鎮痛作用発現に関わる作用点はどれか?
2.グルタミン酸NMDA受容体
3.オピオイドμ受容体
4.ドパミンD2受容体
【正解】3.オピオイドμ受容体
フェンタニルは、合成麻薬性鎮痛薬でμ受容体を刺激して下行性抑制系神経を活性化し、鎮痛作用を示します。
【薬理】選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害により抗うつ作用を示すのはどれか?
2.アモキサピン
3.トラゾドン
4.ミルナシプラン
【正解】4.ミルナシプラン
ミルナシプランは、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)で、シナプス間隙のセロトニン及びノルアドレナリン濃度を上昇させて抗うつ作用を示します。
【薬理】アトロピンの薬理作用として、正しいのはどれか?
2.唾液分泌抑制
3.消化管運動促進
4.胃酸分泌促進
【正解】2.唾液分泌抑制
アトロピンは抗コリン薬であり、唾液腺のM3受容体を遮断することで唾液分泌を抑制します。
【薬理】GABAトランスアミナーゼを阻害し、抗てんかん作用を示すのはどれか?
2.バルプロ酸
3.エトスクシミド
4.ジアゼパム
【正解】2.バルプロ酸
バルプロ酸は、GABA分解酵素であるGABAトランスアミナーゼを阻害し、脳内GABA濃度を増加させて抗痙れん作用を示します。