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Contents
- 1 【薬剤】液体内部へ分散していくことで負吸着を示す溶質は?
- 2 【薬剤】個々の粒子径や粒度分布は得られず、平均粒子系のみ得られる粒子径測定法は?
- 3 【薬理】3β-ヒドロキシステロイド脱水素酵素を特異的かつ競合的に阻害して、アルドステロンやヒドロコルチゾンの過剰分泌を抑制するものは?
- 4 【薬理】腹圧性尿失禁に適応のある膀胱排尿筋のβ2受容体を刺激するものは?
- 5 【薬理】ムラサキツユクサ由来のもので骨粗しょう症における骨量減少の改善に用いられるものは?
- 6 【薬剤】250℃、30分以上でエンドトキシンの不活性化が可能である滅菌法は?
- 7 【薬剤】粒子径を測定する方法のうち、粒子を適切な電解質を含んだ分散媒に分散させ、細孔の両側に電圧をかけることで個数基準または体積基準の粒度分布が得られるものは?
- 8 【薬理】GABA誘導体でGABAb受容体を刺激する作用をもち、脊髄の単シナプス反射と多シナプス反射を抑制し、筋弛緩作用を示すものは?
- 9 【薬理】CYP450の影響を受けず、グルクロン酸抱合によって薬理活性のない代謝物となるベンゾジアゼピン系催眠薬は?
- 10 【薬理】椎骨脳底動脈の血流を増加させ、左右の迷路機能のバランスを調整して、めまいを抑えるものは?
【薬剤】液体内部へ分散していくことで負吸着を示す溶質は?
2.アルコール
3.脂肪酸
4.界面活性剤
【正解】1.NaCl
NaClなどの無機塩類は、液体内部へ分散していくことで負吸着を示します。濃度の増加に伴って界面張力は増加します。
【薬剤】個々の粒子径や粒度分布は得られず、平均粒子系のみ得られる粒子径測定法は?
2.顕微鏡法
3.レーザー回折法
4.比表面積測定法
【正解】4.比表面積測定法
比表面積測定法には、気体吸着法と空気透過法があり、平均粒子系のみが得られます。
【薬理】3β-ヒドロキシステロイド脱水素酵素を特異的かつ競合的に阻害して、アルドステロンやヒドロコルチゾンの過剰分泌を抑制するものは?
2.トリロスタン
3.スピロノラクトン
4.リシノプリル
【正解】2.トリロスタン
アルドステロン、ヒドロコルチゾンの過剰分泌を抑制するため、特発性アルドステロン症などに適応があります。
【薬理】腹圧性尿失禁に適応のある膀胱排尿筋のβ2受容体を刺激するものは?
2.クレンブテロール
3.フラボキサート
4.ミラベグロン
【正解】2.クレンブテロール
膀胱排尿筋のβ2受容体刺激に加えて、外尿道括約筋のβ2受容体刺激作用による外尿道括約筋収縮の作用も得られます。
【薬理】ムラサキツユクサ由来のもので骨粗しょう症における骨量減少の改善に用いられるものは?
2.イプリフラボン
3.ラロキシフェン
4.エストラジオール
【正解】2.イプリフラボン
直接作用による骨吸収の抑制と骨形成促進作用、エストロゲンによるカルシトニン分泌促進作用を増強することにより骨吸収を抑制する間接作用があります。
【薬剤】250℃、30分以上でエンドトキシンの不活性化が可能である滅菌法は?
2.乾熱滅菌法
3.高周波滅菌法
4.放射線滅菌法
【正解】2.乾熱滅菌法
温熱滅菌よりも高い温度または長い保持時間が必要ですが、加熱乾燥空気で微生物を殺滅します。
【薬剤】粒子径を測定する方法のうち、粒子を適切な電解質を含んだ分散媒に分散させ、細孔の両側に電圧をかけることで個数基準または体積基準の粒度分布が得られるものは?
2.コールターカウンター法
3.沈降法
4.比表面積測定法
【正解】2.コールターカウンター法
細孔を粒子が通過すると、電気抵抗として観察されますが、その数は粒子の数に、大きさは粒子の体積に依存することで個数基準または体積基準の粒度分布が得られます。
【薬理】GABA誘導体でGABAb受容体を刺激する作用をもち、脊髄の単シナプス反射と多シナプス反射を抑制し、筋弛緩作用を示すものは?
2.パンクロニウム
3.ロクロニウム
4.バクロフェン
【正解】4.バクロフェン
バクロフェンは、アルコール依存症に対する有用性が示唆されています。アルコールが側坐核の細胞外ドパミン濃度を上昇させるの対し、腹側被蓋領域に発現しているGABAb受容体のアゴニストであるバクロフェンは中脳辺縁ドパミン経路を抑制的に調節し、アルコール依存症を改善すると考えられています。
【薬理】CYP450の影響を受けず、グルクロン酸抱合によって薬理活性のない代謝物となるベンゾジアゼピン系催眠薬は?
2.フルラゼパム
3.フルニトラゼパム
4.クアゼパム
【正解】1.ロルメタゼパム
ロルメタゼパムはベンゾジアゼピン系の睡眠薬で、大半はグルクロン酸抱合され、肝臓に負担がかかりにくくなっています。そのため、肝機能障害患者や肝機能の低下した高齢者への使用が推奨されます。
【薬理】椎骨脳底動脈の血流を増加させ、左右の迷路機能のバランスを調整して、めまいを抑えるものは?
2.ジフェニドール
3.チアプリド
4.アマンタジン
【正解】2.ジフェニドール
めまい治療薬には、ジメンヒドリナート、イソプレナリン、ジフェニドール、ベタヒスチン等があり、ジフェニドールは内耳障害に基づくめまいに適応があります。