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Contents
- 1 【衛生】植物体内におけるアミノ酸合成を阻害する、非選択的除草剤であり、代表的なものにグリホサートやグルホシネートがあげられるものは?
- 2 【病態】赤血球の連銭形成、赤沈亢進、ベンス・ジョーンズタンパク、骨抜き打ち像の検査所見から推測できる疾患は?
- 3 【病態】1秒率は、{1秒量÷( )}×100(%)で求められる。
- 4 【病態】一般細菌のうち、グラム陽性球菌でないものはどれか?
- 5 【薬理】片頭痛に適応のあるセロトニン1F受容体刺激薬はどれか?
- 6 【衛生】代謝酵素は関与せずにDNAやタンパク質をアルキル化する一次発がん物質は?
- 7 【衛生】生活習慣病に含まれない疾患はどれか?
- 8 【実務】エタンブトールの最も重大な副作用として、注意しなければならないものは?
- 9 【衛生】肝ホモジネートの遠心分離において、S9と呼ばれるものはどの状態か?
- 10 【薬剤】「溶液100mL中の溶質の容量(mL)」の名称は?
【衛生】植物体内におけるアミノ酸合成を阻害する、非選択的除草剤であり、代表的なものにグリホサートやグルホシネートがあげられるものは?
2.含リンアミノ酸系除草剤
3.ピレスロイド系殺虫剤
4.ネオニコチノイド系農薬
【正解】2.含リンアミノ酸系除草剤
ラウンドアップで有名なグリホサートは発がん性はもちろん、植物を枯れ死させてしまいますが、同様に土壌細菌や腸内細菌も損ないます。腸内環境を破壊することで、アレルギーなど自己免疫疾患などの原因になったり、神経毒として自閉症や認知症を誘発する可能性も指摘されています。また、生殖に与える影響も懸念されている。精子の数の激減、胎児の発育に影響を与える可能性だけでなく、世代をこえて影響する危険を指摘する研究結果も発表されています。
【病態】赤血球の連銭形成、赤沈亢進、ベンス・ジョーンズタンパク、骨抜き打ち像の検査所見から推測できる疾患は?
2.多発性骨髄腫
3.血友病
4.肝炎
【正解】2.多発性骨髄腫
多発性骨髄腫は、Bリンパ球系列の最終分化段階にある形質細胞が腫瘍性、単クローン性に増殖する疾患です。単クローン性免疫グロブリン(Mタンパク)が骨病変、腎機能障害、Mタンパク血症などのさまざまな病態や症状を起こします。
【病態】1秒率は、{1秒量÷( )}×100(%)で求められる。
2.残気量
3.全肺気量
4.努力肺活量
【正解】4.努力肺活量
1秒率の低下は、閉塞性換気障害を示唆します。
最大吸気位から最大呼気位まで、一気に呼出させたときの呼出量を努力肺活量といい、1秒量は努力呼出曲線から1秒間の呼出量で求められます。
【病態】一般細菌のうち、グラム陽性球菌でないものはどれか?
2.レンサ球菌
3.腸球菌
4.ジフテリア菌
【正解】4.ジフテリア菌
ジフテリア菌は一般細菌であるが、グラム陽性桿菌であり、第一選択薬にベンジルペニシリン、その他の治療薬としてエリスロマイシンが用いられます。
【薬理】片頭痛に適応のあるセロトニン1F受容体刺激薬はどれか?
2.グルカルピダーゼ
3.アバコパン
4.モルヌピラビル
【正解】1.ラスミジタン
三叉神経を含む疼痛経路を抑制することによって、ニューロペプチド放出を減少させ、片頭痛に対する治療効果を示すと考えられている新薬です。
【衛生】代謝酵素は関与せずにDNAやタンパク質をアルキル化する一次発がん物質は?
2.塩化ビニル
3.アフラトキシンB1
4.ジメチルニトロソアミン
【正解】1.ナイトロジェンマスタード
細胞毒性に着目して使用された最初の抗がん剤で、白血病や悪性リンパ腫の治療薬として使われていました。クロロエチル基がDNAをアルキル化することによって、核酸の合成を妨げ抗腫瘍効果を現します。
【衛生】生活習慣病に含まれない疾患はどれか?
2.歯周病
3.脳血管疾患
4.COPD
【正解】1.Ⅰ型糖尿病
主に自己免疫を基礎とした疾患です。膵β細胞の障害によるインスリン不足の原因は生活習慣病との関係は大きくありません。
【実務】エタンブトールの最も重大な副作用として、注意しなければならないものは?
2.視力障害
3.味覚障害
4.聴覚障害
【正解】2.視力障害
発見が遅れ、高度に進行すると非可逆的になる可能性のある副作用なので、定期的な視力検査を行い、異常が認められた場合には投与を中止します。
【衛生】肝ホモジネートの遠心分離において、S9と呼ばれるものはどの状態か?
2.9,000 × g の上清
3.105,000 × g の上清
4.すべて当てはまらない
【正解】2.9,000 × g の上清
9,000 × g の上清をS9と呼び、S9+NADPH生成系のことをS9mixと呼ばれています。
【薬剤】「溶液100mL中の溶質の容量(mL)」の名称は?
2.体積百分率(vol%)
3.質量対容量百分率(w/v%)
4.モル濃度(mol/L)
【正解】2.体積百分率(vol%)
1mL / 100mLの場合、1vol%であらわされます。
・質量百分率:1g / 100g=1%
・質量対容量百分率:1g / 100mL=1w/v%