↓朝問まとめはこちら↓
Contents
- 1 【病態】ジスルフィラム様作用を示す、第二世代セフェム系抗生物質はどれか?
- 2 【病態】単剤で使用することが出来るカルバペネム系抗生物質はどれか?
- 3 【薬剤】バルプロ酸の血中濃度を低下させ、てんかん発作が再発することがあるため禁忌となる抗生物質はどれか?
- 4 【薬剤】ノルトリプチリンの代謝に主に関わる薬物代謝酵素はどれか?
- 5 【物理】プロトンの縦緩和時間(T1)を短縮するMRIの造影剤はどれか?
- 6 【薬理】DNAの切断を抑制し、アントラサイクリン系薬による組織障害を抑制する薬はどれか?
- 7 【衛生】手足口病の主な病原体は?
- 8 【衛生】膀胱がんの原因物質はどれか?
- 9 【生物】次のアミノ酸系神経伝達物質のうち、興奮性伝達物質に分類されるのはどれか?
- 10 【生物】あらゆる食品に含まれ、特に新鮮な野菜・果物、肉類に多く高血圧予防の観点から目標量が設定されている必須元素は?
【病態】ジスルフィラム様作用を示す、第二世代セフェム系抗生物質はどれか?
2.セフメタゾール
3.セファレキシン
4.セフェピム
【正解】2.セフメタゾール
セファマイシン系に属す第二世代のセフェム系抗生物質です。
3位側鎖にメルカプト-N-メチルテトラゾール基をもち、ジスルフィラム様作用を示します。
【病態】単剤で使用することが出来るカルバペネム系抗生物質はどれか?
2.パニペネム
3.アモキシシリン
4.イミペネム
【正解】1.メロペネム
DHP-1に対して安定性が高く、単剤で使用することが可能です。カルバペネム系抗生物質は、最も広い抗菌スペクトルを有していて、緑膿菌にも優れた抗菌力を示します。
【薬剤】バルプロ酸の血中濃度を低下させ、てんかん発作が再発することがあるため禁忌となる抗生物質はどれか?
2.マクロライド系
3.アミノグリコシド系
4.セフェム系
【正解】1.カルバペネム系
カルバペネム系抗生物質は、バルプロ酸のグルクロン酸抱合を亢進し、バルプロ酸の血中濃度を低下させてしまうことで、てんかんの発作が誘発されることがあるため、併用禁忌である。
【薬剤】ノルトリプチリンの代謝に主に関わる薬物代謝酵素はどれか?
2.CYP2C19
3.CYP2D6
4.CYP3A4
【正解】3.CYP2D6
CYP2D6には遺伝子多型が認められ、poor metabolizarはextensive metabolizerよりノルトリプチリンが代謝されにくくなります。
【物理】プロトンの縦緩和時間(T1)を短縮するMRIの造影剤はどれか?
2.ガドリニウム製剤
3.硫酸バリウム
4.ヨード造影剤
【正解】2.ガドリニウム製剤
MRI造影剤は造影効果の違いにより、T1短縮効果による陽性造影剤とT2短縮効果による陰性造影剤の2種類に分類されます。
造影剤の材料としては常磁性金属が用いられ、その中でもガドリニウムはT1短縮効果が高く、常磁性体として優れた特性を有しています。
【薬理】DNAの切断を抑制し、アントラサイクリン系薬による組織障害を抑制する薬はどれか?
2.デクスラゾキサン
3.ペメトレキセド
4.ラニムスチン
【正解】2.デクスラゾキサン
適応は「アントラサイクリン系抗悪性腫瘍剤の血管外漏出」です。
トポイソメラーゼⅡの作用を阻害することにより、組織障害抑制作用を示します。
【衛生】手足口病の主な病原体は?
2.コクサッキーウイルス
3.A型インフルエンザウイルス
4.ウエストナイルウイルス
【正解】2.コクサッキーウイルス
手足口病の病原体は主にコクサッキーウイルスやエンテロウイルスで、小児がかかりやすいです。
【衛生】膀胱がんの原因物質はどれか?
2.塩化ビニルモノマー
3.ジクロロメタン
4.β-ナフチルアミン
【正解】4.β-ナフチルアミン
膀胱がんの原因物質にはベンジジン、β-ナフチルアミン、o-トルイジンがあります。
その他にアスベストは肺がんや中皮腫、塩化ビニルモノマーは肝血管肉腫、ジクロロメタンは胆管がんの原因物質です。
【生物】次のアミノ酸系神経伝達物質のうち、興奮性伝達物質に分類されるのはどれか?
2.γ-アミノ酪酸(GABA)
3.グリシン
4.タウリン
【正解】1.グルタミン酸
神経伝達物質としてのグルタミン酸は、クエン酸回路のα-ケトグルタル酸からアミノトランスフェラーゼにより生成される経路と、細胞質中のグルタミナーゼによりグルタミンから生成される経路があります。
【生物】あらゆる食品に含まれ、特に新鮮な野菜・果物、肉類に多く高血圧予防の観点から目標量が設定されている必須元素は?
2.Mg
3.P
4.K
【正解】4.K
カリウムは細胞内液の主要な陽イオンで、高血圧予防の観点から目標量が設定されています。
【この記事を読んだ人にオススメ】