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Contents
- 1 【薬理】CCケモカイン受容体5(CCR5)阻害薬どれか?
- 2 【薬理】ゲンタマイシンの作用機序は?
- 3 【薬理】脳内ドパミン作動性神経にあるニコチンα4β2受容体に結合し、部分作動薬として作用するものは?
- 4 【薬理】抗ヒスタミン薬と似ている構造を有していて、抗アレルギー性緩和精神安定剤であり、H1受容体を遮断する抗不安薬は?
- 5 【病態】統合失調症の陰性症状はどれか?
- 6 【病態】原発性睡眠障害に分類される疾患はどれか?
- 7 【衛生】発がん物質のうち、エポキシドとなって発がん性を発揮するのはどれか?
- 8 【薬理】「末梢性神経障害性疼痛」に適応があり、Ca2+チャネルのα2δサブユニットに結合することでカルシウム電流を抑制することによって鎮痛作用を示す薬はどれか?
- 9 【法規】医薬品副作用被害救済基金法の制立、薬事法改正の契機となった薬害事件は?
- 10 【薬剤】「粒子の投影面積と同じ面積をもつ円の直径」の名称はどれか?
【薬理】CCケモカイン受容体5(CCR5)阻害薬どれか?
2.エファビレンツ
3.リトナビル
4.マラビロク
【正解】4.マラビロク
必須レベルだったら『CCR5阻害薬=マラビロク=HIVの治療薬』って分かっていれば問題ないです!
HIVが細胞に侵入する際に利用する補受容体である細胞膜上のCCR5に選択的に結合し、CCR5指向性HIV-1の細胞内への侵入を阻害します。
【薬理】ゲンタマイシンの作用機序は?
2.DNA複製阻害
3.葉酸合成阻害
4.タンパク質合成阻害
【正解】4.タンパク質合成阻害
アミノグリコシド系抗生物質で主に細菌のリボソーム30Sサブユニットと結合してタンパク質の合成を阻害します。
副作用に第Ⅷ脳神経障害があるのが特徴的な抗生物質です。
【薬理】脳内ドパミン作動性神経にあるニコチンα4β2受容体に結合し、部分作動薬として作用するものは?
2.リルゾール
3.チアプリド
4.ミダゾラム
【正解】1.バレニクリン
受容体の刺激により、少量のドパミンを遊離することで、禁煙時の離脱症状(退薬症候)、タバコに対する切望感を軽減します。
適応は「ニコチン依存症の喫煙者に対する禁煙の補助」です🚭
【薬理】抗ヒスタミン薬と似ている構造を有していて、抗アレルギー性緩和精神安定剤であり、H1受容体を遮断する抗不安薬は?
2.ジスチグミン
3.ヒドロキシジン
4.アベマシクリブ
【正解】3.ヒドロキシジン
神経症における不安・緊張・抑うつ、蕁麻疹などに適応がある抗ヒスタミン薬です。
【病態】統合失調症の陰性症状はどれか?
2.食欲増進
3.妄想
4.意欲欠如
【正解】4.意欲欠如
陰性症状では
・自閉
・感情の平板化
・思考障害
・意欲の低下
これらの症状が見られます。
【病態】原発性睡眠障害に分類される疾患はどれか?
2.不安神経症
3.統合失調症
4.アスペルガー症候群
【正解】1.ナルコレプシー
睡眠障害は原因が明確でない原発性と続発性に大別されます。
ナルコレプシーは原発性に分類され、反復する居眠りの発作が何年間もの間続くことや強い感情で脱力する情動脱力発作などの症状が見られます。
【衛生】発がん物質のうち、エポキシドとなって発がん性を発揮するのはどれか?
2.塩化ビニルモノマー
3.Trp-P-2
4.2-ナフチルアミン
【正解】2.塩化ビニルモノマー
シトクロムP450によりエポキシ化を受け、アルキル化剤として核酸塩基を修飾し、肝血管肉腫を誘発します。
【薬理】「末梢性神経障害性疼痛」に適応があり、Ca2+チャネルのα2δサブユニットに結合することでカルシウム電流を抑制することによって鎮痛作用を示す薬はどれか?
2.デュロキセチン
3.ミロガバリン
4.プレガバリン
【正解】3.ミロガバリン
ミロガバリンの特徴は適応が「末梢性」に限定されているところです。
なので、脊柱菅狭窄症による圧迫性骨髄症などの中枢性の疾患には用いることができません。
【法規】医薬品副作用被害救済基金法の制立、薬事法改正の契機となった薬害事件は?
2.スモン事件
3.クロロキン事件
4.ソリブジン事件
【正解】2.スモン事件
スモン患者の救済を契機に1979年に医薬品副作用被害救済基金法が制立され、同時に有効性、安全性の確保を図るために薬事法(今の薬機法)改正が行われました。
【薬剤】「粒子の投影面積と同じ面積をもつ円の直径」の名称はどれか?
2.ヘイウッド径
3.マーチン径
4.クルムバイン径
【正解】2.ヘイウッド径
問題文の通りです。
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