薬剤師国家試験

【国試対策】必須問題レベル【朝問171〜180】

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CBT&必須問題対策【朝問まとめ】 CBT&薬剤師国家試験の必須問題レベルになっています。 移動中の時間で復習に使ってください! >>朝問...

【病態】労作性狭心症の予防に用いられる第一選択薬はどれか?

1.β受容体遮断薬
2.Ca2+チャネル遮断薬
3.硝酸薬
4.K+チャネル開口薬

【正解】1.β受容体遮断薬
★労作性狭心症と安静時狭心症について
狭心症治療の基本は発作時の痛みを解消して心筋梗塞への進行を防ぐことです。
労作性狭心症には…
○β受容体遮断薬
○カルシウム拮抗薬
○持続型の硝酸薬
安静時狭心症には…
○カルシウム拮抗薬
○持続性の硝酸薬
✗β受容体遮断薬は無効または症状を悪化させてしまいます。

【薬理】非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)のうち、塩基性のものはどれか?

1.ナプロキセン
2.スリンダク
3.メフェナム酸
4.チアラミド

【正解】4.チアラミド
正解は、β受容体遮断薬
★労作性狭心症と安静時狭心症について
狭心症治療の基本は発作時の痛みを解消して心筋梗塞への進行を防ぐことです。
労作性狭心症には…
○β受容体遮断薬
○カルシウム拮抗薬
○持続型の硝酸薬
安静時狭心症には…
○カルシウム拮抗薬
○持続性の硝酸薬
✗β受容体遮断薬は無効または症状を悪化させてしまいます。

【薬剤】有機アニオン輸送系の分泌阻害を起こす薬物はどれか?

1.キニジン
2.シメチジン
3.ジゴキシン
4.プロベネシド

【正解】4.プロベネシド
◆キニジン、ジゴキシン
キニジンは、P-糖タンパク質の分泌阻害を起こします。競合薬物としてはジゴキシンなど❕
◆シメチジン
シメチジンは有機カチオン輸送系の分泌阻害を起こし、プロカインアミドやバレニクリンなどの薬物と競合します。
★プロベネシド
プロベネシドは有機アニオン輸送系の分泌阻害を起こし、ペニシリンやメトトレキサートなどと競合します。

【病態】びまん性細気管支炎に少量で長期的に用いられる薬はどれか?

1.フェノバルビタール
2.セフェピム
3.ファビピラビル
4.クラリスロマイシン

【正解】4.クラリスロマイシン
◆フェノバルビタール
バルビツール酸系の睡眠薬で、不眠症、てんかんのけいれん発作、自律神経発作、精神運動発作に用いられます。てんかんでは【強直間代発作】と【部分発作】に有効です⭕
◆セフェピム
第四世代のセフェム系抗生物質です。
第一世代セフェムの特徴→グラム陽性菌に効果を示す
第三世代セフェムの特徴→グラム陰性菌に作用する
第四世代セフェムの特徴→第一世代+第三世代なので、グラム陽性菌〜グラム陰性菌まで幅広くカバーできます。
◆ファビピラビル(アビガン)
先日、厚労省の薬食審会で「新型コロナウイルス感染症」を対象とする適応拡大について審議されたけど、継続審議になった話題の薬です。
ファビピラビルはRNA依存性RNAポリメラーゼを阻害することで、ウイルスの増殖を抑制します。
現在の添付文書上では、『新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症(ただし、 他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分な ものに限る。)』とされています。
★クラリスロマイシン
びまん性細気管支炎には、気道炎症の改善を目的とした、エリスロマイシンやクラリスロマイシンなどのマクロライド系の抗生物質の少量長期療法(半年~2年以上服用)が一般的な治療となります。早期発見の方が投薬の効果が高いとされています。1980年代以降、マクロライド系の抗生物質の少量長期療法の登場によって、生命予後や病後の経過は著しく改善されているそうです✨

【薬理】タンパク質分解酵素阻害薬のうち、リパーゼや顆粒球エラスターゼ阻害作用を示すものはどれか?

1.ナファモスタット
2.ウリナスタチン
3.ガベキサート
4.カモスタット

【正解】2.ウリナスタチン
★ウリナスタチン
この薬は
・トリプシン
・α-キモトリプシン
・エラスターゼ
などのタンパク質分解酵素や
・ヒアルロニダーゼ
・リパーゼ
などの糖や脂質分解酵素を阻害するため、急性膵炎に用いられます。

【薬理】反復投与によって受容体の脱感作やダウンレギュレーションを引き起こすことで、性ホルモンの分泌を抑制する薬はどれか?

1.デガレリクス
2.ブセレリン
3.テトラコサクチド
4.ソマトレリン

【正解】2.ブセレリン
◆デガレリクス
Gn-RH受容体を遮断することで、下垂体からのゴナドトロピンの分泌を抑制します。従って、Gn-RH受容体刺激薬で起こるフレア現象は起こりません。
★ブセレリン
反復投与により、脱感作とダウンレギュレーションを起こしゴナドトロピンの遊離を抑制させ、性ホルモン分泌を抑制します。子宮内膜症や子宮筋腫に用いられます。
◆テトラコサクチド
合成副腎皮質刺激ホルモン製剤で、副腎皮質を刺激することで内因性の糖質コルチコイドの産生を促進します。
◆ソマトレリン
成長ホルモン放出ホルモン(GH-RH)で、成長ホルモンの分泌を促進します。下垂体成長ホルモン分泌機能検査に適応があります。

【薬理】白血球減少症治療薬のうち、マクロファージコロニー刺激因子製剤はどれか?

1.フィルグラスチム
2.レノグラスチム
3.ミリモスチム
4.ペグフィルグラスチム

【正解】3.ミリモスチム
★M-CSF(マクロファージコロニー刺激因子)製剤
→ミリモスチム
単球・マクロファージを増加させます。骨髄移植後の顆粒球の増加促進目的で用いられます。
◆G-CSF(顆粒球コロニー刺激因子)製剤
→フィルグラスチム、レノグラスチム、ペグフィルグラスチム
好中球を増加させます。骨髄移植や再生不良性貧血、ケモ、放射線療法に伴う白血球減少症に用いられます。

【病態】慢性的な栄養不良状態が続き、高度の低栄養状態にある患者にいきなり十分量の栄養補給を行うことにより、発症する一連の代謝合併症はどれか?

1.青いおむつ症候群
2.ベルゴニー・トリボンドー
3.リフィーディング症候群
4.エーラス・ダンロス症候群

【正解】3.リフィーディング症候群
◆青いおむつ症候群
別名はトリプトファン吸収不全症で、必須アミノ酸の1つであるトリプトファンの小腸からの吸収がうまくいかないために種々の症状が現れる家族性の疾患です。
◆ベルゴニー・トリボンドー
放射線の生体組織への影響に関する法則です。放射線の影響は、
①細胞分裂頻度が高いほど、
②将来行う細胞分裂の数が多いほど、
③形態及び機能が未分化なほど、
強く現れるというものです❕
★リフィーディング症候群
リフィーディング症候群では、心不全、不整脈、呼吸不全、意識障害、けいれん発作、四肢麻痺など多彩な臨床像を示します。僕の実習先の病院ではリフィーディング症候群の前例があり、NSTチームでの勉強会であったり、回診で毎回栄養を計算していたぐらい、かなり気をつけていました。
◆エーラス・ダンロス症候群
コラーゲン繊維形成機構の以上を原因とする症候群で、皮膚無力症、皮膚脆弱症、過剰弾力性皮膚とも呼ばれます。EDSの患者は、関節の過度な可動性が見られるそうです。現在は、対症療法に限られます。

【衛生】主に病原体が寄生したマダニにかまれることで感染するものはどれか?

1.重症熱性血小板減少症候群
2.狂犬病
3.マラリア
4.クドア

【正解】1.重症熱性血小板減少症候群
◆重症熱性血小板減少症候群
病原体が寄生したマダニにかまれることで感染するとされています。現在、特異的な治療法やワクチンはなく、発熱や消化器症状が重症化して死亡することもあります。
◆狂犬病
感染したイヌの咬傷(こうしょう)などから唾液とともにウイルスが伝染する場合が多いとされています。発症後の死亡率はほぼ100%であるそうです。(ほぼ100%とは…??)
◆マラリア
ハマダラカ(蚊)が媒介することで感染します。赤血球に感染し、破壊することで発熱や貧血、脾腫を呈します。
◆クドア
ヒラメの筋肉中に寄生する粘液胞子虫の一種です。食後、数時間で一過性の下痢や嘔吐などを起こすそうです。予防方法は、75℃で5分以上の加熱や-20℃で4時間以上冷凍でいいそうです。

【薬理】シグナル伝達に関わるJAK1/JAK2を選択的かつ可逆的に阻害するものはどれか?

1.バリシチニブ
2.トファシチニブ
3.イグラチモド
4.アバタセプト

【正解】1.バリシチニブ
★バリシチニブ
シグナル伝達に関わるJAK1/JAK2を選択的かつ可逆的に阻害することによって、TNFαやIL-6による刺激が核に伝わるのを遮断し、関節リウマチの進行を抑制します。
❏トファシチニブ
シグナル伝達に関わるJAK1/JAK3を阻害し、複数のインターロイキンやⅠ型IFNなどの働きを抑制することでリンパ球の活性化や増殖、機能発現を抑制します。
❏イグラチモド
NF-κBの活性化を抑制することで、単球やマクロファージによる炎症性サイトカインの産生及びB細胞による免疫グロブリンの産生を抑制します。
❏アバタセプト
抗原提示細胞の表面にあるCD80/CD86に結合して、CD28を介した共刺激シグナルを阻害することで、関節リウマチにの発症に関与するT細胞の活性化及びサイトカイン産生を抑制します。

【薬剤師国家試験の勉強法】105回現役合格者が徹底解説する【ロードマップ】 ごきげんよう、hori(@detemiru95)です! この記事を書いている人 hori 関東の私立薬学部(偏差値40付...