薬剤師国家試験

【国試対策】必須問題レベル【朝問161〜170】

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CBT&必須問題対策【朝問まとめ】 CBT&薬剤師国家試験の必須問題レベルになっています。 移動中の時間で復習に使ってください! >>朝問...

【薬剤】テイコプラニンはレッドネック症候群の防止のため、(  )以上かけて点滴静注します。

1.30分
2.60分
3.90分
4.120分

【正解】1.30分
◆30分以上かけて点滴静注します
理由としては
・レッドネック症候群(紅潮、血圧低下)
・腎機能障害
・めまい
・聴力障害
このような中毒症状を防ぐためです😉

【薬剤】再分散が困難な沈積体を形成することを指す言葉はどれか?

1.エマルション
2.ケーキング
3.コアセルベーション
4.サスペンション

【正解】2.ケーキング
◆エマルション
液体粒子が他方の液体中に分散したものを乳剤(エマルション)
例えば、乳濁性注射剤やクリーム剤がエマルションの製剤にあてはまります。
◆ケーキング
再分散が困難な沈積体を形成することをケーキングと言います。
懸濁剤の自由沈降によって起こります🍰
◆コアセルベーション
親水のコロイド溶液に有機溶媒または反対電荷のコロイドを混合するとコロイド粒子が凝集してコロイドの高濃度溶液(コアセルベート)と低濃度溶液の2相に分離することをコアセルベーションと言います。マイクロカプセルの調製に利用されるらしいです💊
◆サスペンション
固体粒子が液体中に分散したものをサスペンション(懸濁剤)と呼びます。
懸濁性注射剤や懸濁性点眼剤などがサスペンションの製剤で、その多くは「粗大分散系」に分類されます。

【薬剤】常温はどれか?

1.20℃
2.15〜25℃
3.1〜30℃
4.1〜15℃

【正解】2.15〜25℃

【薬理】3βーヒドロキシステロイド脱水素酵素を特異的かつ競合的に阻害し、アルドステロン及びヒドロコルチゾンの生合成を阻害するものはどれか?

1.メチラポン
2.トリロスタン
3.アビラテロン酢酸エステル
4.エプレレノン

【正解】2.トリロスタン
◆メチラポン
クッシング症候群や下垂体ACTH分泌予備能の測定に用いられます。
可逆的に11β-ヒドロキシラーゼを阻害してコルチゾール合成を妨げます。
これによって、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の分泌が促進されて、血中の11-デオキシコルチゾール濃度が上昇します。
◆トリロスタン
特発性のアルドステロン症などに用いられます。
3β-ヒドロキシステロイド脱水素酵素を特異的かつ競合的に阻害することで、
・アルドステロン
・ヒドロコルチゾン
の生合成を阻害します。
◆アビラテロン酢酸エステル
去勢抵抗性の前立腺がん(CRPC)に用いられます。
17a-水酸化酵素とC17,20-リアーゼを選択的かつ不可逆的に阻害することで、
・テストステロン
・アンドロステンジオン
の生合成を阻害します。
◆エプレレノン
高血圧症や慢性心不全に用いられます。
他のアルドステロン拮抗薬とは異なり、エプレレノンはアルドステロン受容体に選択的に結合します。

【病態】鉄欠乏性貧血において、上昇する検査値はどれか?

1.総鉄結合能
2.ヘモグロビン
3.血清鉄
4.フェリチン

【正解】1.総鉄結合能
◆総鉄結合能🔼
鉄欠乏性貧血では、総鉄結合能(TIBC)と不飽和鉄結合能(UIBC)は増加します。
◆ヘモグロビン🔽
骨髄へ鉄の供給が減少することで、ヘモグロビン合成は低下します。
◆血清鉄🔽
血清鉄(トランスフェリン結合鉄)とは血液中の存在する鉄のことで、減少します。
血清鉄は、はじめにフェリチンが減少してから、減少します。
◆フェリチン🔽
鉄欠乏性貧血では、まず貯蔵鉄の指標である血清フェリチンが減少します。

【物理】原子吸光光度法で試料を原子化する時、水銀に対して適用されている方式はどれか?

1.電気加熱方式
2.フレーム方式
3.直接噴霧法
4.冷蒸気方式

【正解】4.冷蒸気方式
◆電気加熱方式
試料溶液を黒鉛(グラファイト)炉内で電気抵抗加熱(1,500〜2,500℃)により原子化させ、そこに光を照射することで、基底状態の原子が光を吸収して励起状態に遷移し、この吸光度から「元素濃度」を定量できます✨
◆フレーム方式
炎(フレーム)に試料を導入して、中に含まれる元素を原子化します。フレームが安定して供給されるためには、[ガスの流出速度]>[混合ガスの燃焼波速度]が必要条件です。
◆直接噴霧法
フレーム方式の別名です!
◆冷蒸気方式
水銀に対して適用される方式です。
冷蒸気方式には適当な還元剤を加えて元素になるまで還元したのち、気化させる『還元気化法』と加熱管内で試料を加熱し、気化させる『加熱気化法』があります。

【物理】縦軸が強度、横軸が波数差(cm-1)はどれか?

1.赤外吸収スペクトル
2.ラマン分光スペクトル
3.旋光分散スペクトル
4.円二色性スペクトル

【正解】2.ラマン分光スペクトル
◆赤外吸収スペクトル:縦軸[透過率]、横軸[波数]
◆ラマン分光スペクトル:縦軸[強度]、横軸[波数差]
◆旋光分散スペクトル:縦軸[旋光度、比旋光度]、横軸[波長]
◆円二色性スペクトル:縦軸[左右円偏光に対するモル吸光係数の差]、横軸[波長]

【物理】誤っている組み合わせはどれか?

1.旋光度測定法ーX線
2.原子吸光光度法ー紫外線・可視光線
3.赤外吸収スペクトル測定法ー赤外線
4.核磁気共鳴スペクトル測定法ーラジオ波

【正解】1.旋光度測定法ーX線
◆旋光度測定法
試料の旋光度を旋光計によって測定する方法です。糖類、アミノ酸、ビタミン、ホルモン、アルカロイドなど多くの光学活性物質の同定、純度試験、定量などに利用されるそうです。
◆原子吸光光度法
試料を高温中で原子化して、そこに光を照射してその吸収スペクトルを測定することで、試料中の元素の定量を行う方法です。
◆赤外吸収スペクトル
試料に赤外線をあてて得られる吸収スペクトルを測定する分析法です。有機化合物にどのような官能基が含まれるかを決定したい時に威力を発揮します。
◆核磁気共鳴スペクトル測定法
静磁場におかれた物質の構成原子核がその核に特有の周波数のラジオ波に共鳴して低エネルギーの核スピン状態から高エネルギーの核スピン状態に遷移することに伴ってラジオ波を吸収する現象を利用したスペクトル測定法です。

【法規】「再審査及び再評価の申請資料を収集するための調査」に関わるものはどれか?

1.GPSP
2.GCTP
3.QMS
4.GMP

【正解】1.GPSP
★GPSP
『医薬品の製造販売後の調査及び試験の実施の基準に関する省令』は、GPSPにおいて製造販売業者は、製造販売後調査等に関する業務を統括する者(製造販売後調査等管理責任者)を置き、管理責任者が企画・立案した計画書に従って調査・試験を実施することなどが定められています。
◆GCTP
『再生医療等製品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令』は、再生医療等製品の製造業者が遵守すべき事項を定めています。「ロット」、「バリデーション」、「ベリフィケーション」、「ドナー」、「ドナー動物」等の定義もなされています。
◆QMS
『医療機器又は体外診断用医薬品の製造管理又は品質管理の基準に関する省令』は、医療機器又は体外診断用医薬品の製造業者が遵守すべき事項を定めています。QMS省令の大半はGMP省令に準拠していますが、想定していない使用方法等に対するリスク管理や改善等がQMS省令には組み込まれています。
◆GMP
『医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令』は、品質のよい医薬品等を製造・供給するために、製造時の管理・遵守事項を定めたものです。バリデーションの実施などが定められています。

【病態】糖質コルチコイドの過剰状態による症状に当てはまらないものはどれか?

1.中心性肥満
2.耐糖能異常
3.満月様顔貌
4.筋力増加

【正解】4.筋力増加
◆中心性肥満、満月様顔貌
糖質コルチコイドとインスリンの感受性が組織によって異なるために脂肪の再配分が起こります。これによって身体の中心に脂肪が蓄積していき、四肢の細い体型になります。
◆耐糖能異常
糖新生によって筋のタンパク質を分解してアミノ酸から糖をつくったり、筋細胞の分解や筋萎縮により筋への糖の取り込みを抑制したりと脂質代謝異常や糖代謝異常が起こります。
★筋力増加
前述の通りで、筋のタンパク質を分解してアミノ酸から糖をつくろうとしたりする糖新生や筋細胞の分解、筋萎縮が起こるなどのタンパク異化が亢進されるので、長期の服用で筋力が低下していく可能性があります。

【薬剤師国家試験の勉強法】105回現役合格者が徹底解説する【ロードマップ】 ごきげんよう、hori(@detemiru95)です! この記事を書いている人 hori 関東の私立薬学部(偏差値40付...