薬剤師国家試験

【国試対策】必須問題レベル【朝問151〜160】

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CBT&必須問題対策【朝問まとめ】 CBT&薬剤師国家試験の必須問題レベルになっています。 移動中の時間で復習に使ってください! >>朝問...

【衛生】次の食品のうち「第一次機能」に分類できるものはどれか?

1.特定保健用食品
2.栄養機能食品
3.機能性表示食品
4.一般食品

【正解】2.栄養機能食品
◆第一次機能:栄養素としての機能(生命の維持)
糖質、脂質、タンパク質、無機質、ビタミンなど
→栄養機能食品
◆第二次機能:嗜好特性(味、におい、食感)に関わる機能(食事を楽しむ)
食品を摂取する際、嗜好に影響を及ぼす因子
◆第三次機能:生体調節機能(身体の調子を整える)
生体の免疫系、内分泌系、循環器系などを調節し、健康の維持、回復に寄与する機能。
→特定保健用食品、機能性表示食品

【衛生】WHOが推奨する国際間の指標に用いられない健康指標はどれか?

1.粗死亡率
2.罹患率
3.1歳平均余命
4.PMI

【正解】2.罹患率
◆粗死亡率(死亡率)
人口動態統計に用いられる指標の一つ。
人口1000人当たりの死亡数を指します。
◆罹患率
「一定期間」にどれだけの疾病者が発生したかを示す指標です。
疾病をもとにした健康指標ですが、WHOが推奨する国際間の指標ではありません。
◆1歳平均余命
国によっては医療水準の影響を受けやすい出産期の統計や医療が不十分なので、「0歳平均余命」では不正確になることを避けるために国際間の指標としては1歳平均余命が用いられます。ちなみに、0歳の人の平均余命を平均寿命と言います。
◆PMI(50歳以上死亡割合)
名前の通りで、全死亡者数のうち、50歳以上の死亡者数が占める割合のことです
PMIが高いということは、50歳以上まで生きてから死亡する率が高いということなので、健康水準が高いことを指します。こちらも国際間の指標としてWHOより推奨されております。

【実務】代表的な副作用として「骨髄抑制、心毒性、手足症候群」が当てはまる薬剤はどれか?

1.ドキソルビシン
2.シクロホスファミド
3.シスプラチン
4.エルロチニブ

【正解】1.ドキソルビシン
◆ドキソルビシン
代表的な副作用「骨髄抑制、心毒性、手足症候群」
具体的には、心筋障害さらに心不全があらわれることがあります。
総投与量が500mg/㎡を超えると重篤な心筋障害を起こすことが多くなります。
◆シクロホスファミド
代表的な副作用「出血性膀胱炎、急性腎不全」
肝で代謝された活性代謝産物である『アクロレイン』が腎から尿中に排泄され、それが尿路上皮細胞を障害します。
◆シスプラチン
代表的な副作用「骨髄抑制、腎毒性、聴力低下」
シスプラチンの構造式は過去問であるのと、覚えやすいのでぜひ⬇
◆エルロチニブ
代表的な副作用「ざ瘡様皮疹、爪囲炎、下痢」
ざ瘡様皮疹は特徴的なので絶対覚えておきましょう👋

【生物】rRNAが合成されるのはどれか?

1.粗面小胞体
2.滑面小胞体
3.核膜
4.核小体

【正解】4.核小体
◆粗面小胞体
分泌タンパク質や膜結合タンパク質の合成の場として重要であり、リソソーム酵素なども合成されます。
◆滑面小胞体
①Ca2+の放出や取り込みを行います。
②脂質成分の合成(TG、Cho、リン脂質、脂肪酸)
③CYP450の酸化反応やグルクロン酸抱合などの薬物代謝(肝臓)
◆核膜
内膜と外膜からなる二重の脂質二重層構造をとっていて、外膜は小胞体をつながっています。
核膜に存在する核膜孔は多数のタンパク質からなる核膜孔複合体で構成され、核の内外を移動する物質の通り道となっています。
◆核小体
真核生物の細胞核の中に存在する、分子密度の高い領域のことでrRNAの転写やリボソームの構築が行われる場所のことです。

【物理】「一定温度おいて、理想混合気体の全圧は成分気体の分圧の和に等しい」法則はどれか?

1.シャルルの法則
2.ドルトン分圧の法則
3.グレアムの法則
4.万有引力の法則

【正解】2.ドルトン分圧の法則
正解は、ドルトン分圧の法則
◆シャルルの法則
圧力一定のとき、一定量の気体の体積はその絶対温度に比例する法則
→【V/T=一定】
◆ドルトン分圧の法則
一定温度において混合気体の全圧は、それぞれの気体の分圧の和に等しい法則
→【P=p1+p2+p3+….】※P:全圧、p:分圧
◆グレアムの法則
気体の浸出速度は、その分子量の平方根に逆比例する法則
・Rate1:気体1の浸出速度
・Rate2:気体2の浸出速度
・M1:気体1の質量
・M2:気体2の質量

【実務】90日分を限度とする内服薬はどれか?

1.アルプラゾラム
2.エチゾラム
3.ゾルピデム
4.ジアゼパム

【正解】4.ジアゼパム
◆アルプラゾラム(第三種向精神薬)
30日分を限度とされています。
◆エチゾラム(第三種向精神薬)
30日分を限度とされています。
◆ゾルピデム(第三種向精神薬)
30日分を限度とされています。
◆ジアゼパム
90日分を限度とされています。
90日分が限度とされている医薬品の共通点は向精神薬で抗てんかん薬として用いられる医薬品です😁

【薬理】Na+チャネルの緩徐な不活性化を選択的に促進させ、活性化できるNa+チャネルの割合を減少させることで、神経の過剰な興奮が抑制される抗てんかん薬はどれか?

1.ラコサミド
2.アセタゾラミド
3.ゾニサミド
4.トピラマート

【正解】1.ラコサミド
◆ラコサミド(ビムパット)
従来はNa+チャネルの急速な不活性化を促進するのに対して、ラコサミドは緩徐な不活性化を促進するのが特徴です。Na+チャネルブロッカーに分類されますが、新規作用機序のため別の抗てんかん薬との併用効果が期待できます。
◆アセタゾラミド(ダイアモックス)
利尿剤の印象が強いですが、てんかんにも適応があります😳
中枢神経組織内に存在する炭酸脱水酵素を阻害して、脳のCO2濃度を局所的に増やすことで、脳の異常な興奮を抑制します。
◆ゾニサミド(エクセグラム)
T型Ca2+チャネル遮断作用やNa+チャネル遮断作用を示すと考えられています。
MAOb阻害によってレボドパ作用の増強を起こすと考えられているため、抗パーキンソン病にも用いられます。
◆トピラマート(トピナ)
Na+チャネル及びCa2+チャネル遮断作用に加えてAMPA/カイニン酸型グルタミン酸受容体機能抑制作用などを示します。

【薬理】トロンビン様作用を主作用とし、ヘパリンに拮抗されずに止血作用を示すものはどれか?

1.カルバゾクロム
2.ブシラミン
3.フロプロピオン
4.ヘモコアグラーゼ

【正解】4.ヘモコアグラーゼ
◆カルバゾクロム
血管強化薬で、細血管に作用して、血管透過性抑制作用および血管抵抗値増強作用を示します。
◆ブシラミン
SH基を分子内に2個有する化合物で関節リウマチ治療薬の1つです。
SH基が免疫複合体やリウマトイド因子のジスルフィド結合(-S-S-)を開裂させます。
◆フロプロピオン
胆石症、胆嚢炎などに用いられる薬です。
COMT阻害薬で、NAd濃度を上げることでβ作用を介して胆管平滑筋やOddi括約筋を弛緩させ、十二指腸への排胆作用により胆道内圧が低下します。
◆ヘモコアグラーゼ
トロンビン様作用を主作用とし、ヘパリンに拮抗されずに止血作用を示す止血薬です。

【薬剤】平均粒子径の定義が「一定方向の直径が粒子の投影面積を2等分する線分の長さ」であるものはどれか?

1.フェレー径
2.ヘイウッド径
3.マーチン径
4.クルムバイン径

【正解】3.マーチン径
その他の平均粒子径の定義
◆フェレー径
【一定方向の2本の平行線で粒子を挟んだ際の平行線間の距離】
◆ヘイウッド径
【粒子の投影面積と同じ面積をもつ円の直径】
◆クルムバイン径
【一定方向の粒子の最大幅】

【薬剤】糸球体ろ過と尿細管分泌で排泄されるものはどれか?

1.イヌリン
2.パラアミノ馬尿酸
3.グルコース
4.アミノ酸

【正解】2.パラアミノ安息香酸
◆糸球体ろ過のみで排泄されるもの
クレアチニン、イヌリン
血漿中濃度の上昇により、腎クリアランスは一定でGFRに等しくなります。
尿中排泄速度は増加🔼します。
◆糸球体ろ過と尿細管分泌で排泄されるもの
パラアミノ馬尿酸(PAH)
血漿中濃度の上昇により、分泌過程が飽和してしまうので腎クリアランスは低下🔽します。濃度が高くなるにつれて、分泌過程の影響が低くなり、糸球体ろ過の役割が主になってくるため、尿中排泄速度は増加します。
◆糸球体ろ過を受けた後、近位尿細管で再吸収を受けるもの
グルコース
血漿中濃度の上昇により、再吸収過程が飽和してしまうので腎クリアランスは上昇🔼します。
最大吸収量を超えると、濃度が高くなるにつれて糸球体ろ過速度に近づくので尿中排泄速度は増加します。

【薬剤師国家試験の勉強法】105回現役合格者が徹底解説する【ロードマップ】 ごきげんよう、hori(@detemiru95)です! この記事を書いている人 hori 関東の私立薬学部(偏差値40付...