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Contents
- 1 【薬理】ムスカリン性ACh受容体遮断により、抗パーキンソン病作用を示すのはどれか?
- 2 【薬理】第二世代抗うつ薬の中で三環系に分類されるものはどれか?
- 3 【薬理】次の薬剤のうち、Nassaに分類されるものはどれか?
- 4 【薬理】ペロスピロンが統合失調症の陽性症状を改善する機序はどれか?
- 5 【実務】抗精神病薬やパーキンソン病治療薬が原因で「繰り返し唇をすぼめる」、「勝手に手が動く」などの主な初期症状が見られる副作用の名称は?
- 6 【薬剤】グアンファシンが代謝される薬物代謝酵素はどれか?
- 7 【実務】第1種向精神薬はどれか?
- 8 【薬理】心筋と血管平滑筋のアデニル酸シクラーゼを直接活性化し、細胞内のcAMPを増加させる薬剤はどれか?
- 9 【病態】心室の膜電位が再分極することによる電位変化はどれか?
- 10 【薬理】Vaughan Williams分類でⅡ群に分類される薬剤はどれか?
【薬理】ムスカリン性ACh受容体遮断により、抗パーキンソン病作用を示すのはどれか?
2.トリヘキシフェニジル
3.セレギリン
4.エンタカポン
【正解】2.トリヘキシフェニジル
中枢性の抗コリン薬であり、向精神薬により誘発される薬剤性パーキンソン病作用を示します。
【薬理】第二世代抗うつ薬の中で三環系に分類されるものはどれか?
2.マプロチリン
3.ミアンセリン
4.セチプチリン
【正解】1.アモキサピン
アモキサピンは第二世代の抗うつ薬の中で三環系に分類されます。
マプロチリン、ミアンセリン、セチプチリンは四環系抗うつ薬で、トラゾドンは非三環系抗うつ薬です。トラゾドンは別名セロトニン受容体遮断再取り込み阻害薬(SARI)とも呼ばれます。
【薬理】次の薬剤のうち、Nassaに分類されるものはどれか?
2.デュロキセチン
3.ベンラファキシン
4.ミルタザピン
【正解】4.ミルタザピン
ミルタザピンは、ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬(Nassa)に分類されます。
【薬理】ペロスピロンが統合失調症の陽性症状を改善する機序はどれか?
2.アドレナリンα2受容体刺激
3.セロトニン5-HT2受容体遮断
4.Ca2+受容体遮断
【正解】1.ドパミンD2受容体遮断
ペロスピロンはセロトニン・ドパミンアンタゴニスト(SDA)であり、D2受容体遮断作用により陽性症状を改善し、5-HT2受容体遮断作用により陰性症状を改善すると考えられています。
【実務】抗精神病薬やパーキンソン病治療薬が原因で「繰り返し唇をすぼめる」、「勝手に手が動く」などの主な初期症状が見られる副作用の名称は?
2.再生不良性貧血
3.間質性肺炎
4.ジスキネジア
【正解】4.ジスキネジア
他にも主な初期症状として
・舌を左右に動かす
・口をもぐもぐさせる
・口を突き出す
・歯を食いしばる
・目を閉じるとなかなか開かずしわを寄せている
・足が動いてしまって歩きにくい
・手に力が入って抜けない
・足が突っ張って歩きにくい
などが見られます😌服薬指導のときに、副作用を確認する時にここらへんを聞いてあげると患者さんにも分かりやすいです🌱
【薬剤】グアンファシンが代謝される薬物代謝酵素はどれか?
2.CYP2C19
3.CYP2D6
4.CYP3A4
【正解】4.CYP3A4
なので、併用禁忌ではありませんが
・イトラコナゾール
・リトナビル
・クラリスロマイシン
などのCYP3A4阻害剤はグアンファシンの代謝を阻害するため併用注意です💁
【実務】第1種向精神薬はどれか?
2.アモバルビタール
3.ブプレノルフィン
4.フルニトラゼパム
【正解】1.モダフィニル
第1種向精神薬
・セコバルビタール
・メチルフェニデート
第2種向精神薬
・アモバルビタール
・ブプレノルフィン
・フルニトラゼパム
・ペンタゾシン
・ペントバルビタール
【薬理】心筋と血管平滑筋のアデニル酸シクラーゼを直接活性化し、細胞内のcAMPを増加させる薬剤はどれか?
2.コルホルシンダロパート
3.デスラノシド
4.テオフィリン
【正解】2.コルホルシンダロパート
アデニル酸シクラーゼを『直接』活性化させるのが特徴です。
適応も特徴的で、急性心不全で他の薬剤を投与しても効果が不十分な場合に適応があります💪
【病態】心室の膜電位が再分極することによる電位変化はどれか?
2.QRS波
3.T波
4.QT間隔
【正解】3.T波
P波:心房に活動電位が発生して、心房内を伝導することによる電位変化
QRS波:心室に活動電位が発生して、心室内を伝導することによる電位変化
QT間隔:電気的心室収縮時間
【薬理】Vaughan Williams分類でⅡ群に分類される薬剤はどれか?
2.ニフェカラント
3.プロパフェノン
4.ベプリジル
【正解】1.プロプラノロール
Ⅱ群
<非選択的β受容体遮断薬>ピンドロール、カルテオロール、ナドロール
<選択的β1受容体遮断薬>アテノロール、アセブトロール、メトプロロール、ビソプロロール